淀川キリスト教病院 がん化学療法看護認定看護師 椎野 育恵先生から講演いただきました。
厚生労働省では第4期がん対策推進基本計画がすすめられ、
治療と仕事の両立支援の「ちりょうさ」という
可愛いイメージキャラクターと共に
がん患者と仕事を両立して社会的な損失を防ぐ動きの紹介がありました。
就労している20-69歳は全体の40.5%が「がんに罹患している」という事実と
がんの診断後20%退職・廃業されているが、
そのうちの半数以上が治療開始前に「がん」というショックで
退職・廃業されているとのことですが、
仕事を辞めてしまう前に『がん相談支援センター』などで相談して
高額療養費制度、医療費控除、傷病手当など使用できる
社会制度をフル活用することをすすめられていました。
また、乳がん患者が治療と仕事の両立する難しさと
乳がんサバイバーが仕事をつづけた思いについて具体的に解説され、
働く前に情報を整理して「働きたい」という気持ちで、
職場でのコミュニケーションも良好に保ちながら社会参加できることが
大切だと思いました。
よくあるQ&A紹介では、
体調・外見・働き方・家事・旅行に関する悩みについて色々な情報があり、
病気や年齢にかかわらず、多様な働き方が選択できるようになりつつある世の中で
これからの生活でも役立つヒントを得られた講演でした。
次回は4月「乳がんと漢方」楽しみなテーマです♪
患者世話人 Abe
**********************************
◆次回の大阪QOLの会は、4月6日(土曜日)淀川キリスト教病院で開催します。
今回から会場を使用した患者会を再開します。
講演会のテーマは
『乳がんと向き合う〜東洋医学的視点から〜』
講 師: 吉田 也恵 先生
淀川キリスト教病院 腫瘍内科医長
日時 : 2024年4月6日(土)
14時から患者会
15時から講演会と質問コーナー
場所 : 淀川キリスト教病院 3階会議室
(これまでの会場と異なりますのでご注意ください)
★最新のお知らせは大阪QOLの会のホームページをご覧ください。
お詫び
2月4日に掲載しましたホームページ内「患者会報告」で
「次回は4月6日(土曜日)にオンラインで開催します。」と記載しました。
お詫びして訂正いたします。
(誤)オンラインで開催します
(正)淀川キリスト教病院で開催します。
]]>今年は1年に1度のお楽しみ『医療者とのおしゃべり会』初めての方3名を含む8名の参加がありました。
患者さんは2グループに分かれ、高尾先生、脇田先生、河合先生が30分ずつグループに入り質問に答えて下さいました。
乳癌になれば誰もが心配する再発。この治療のままで良いのか?抗がん剤は必要なのか? それに対し河合先生から以下の情報がありました。
『オンコタイプDX』という遺伝子検査が保険適応になった。3割負担でも15万円くらい所要するが、適応になる前は自費で45万円くらいだった。
この数値を知ることで、納得して治療が受けられるのではないか。
すごく有難い情報でした。
ちなみにこの情報、読売新聞12月12日の夕刊2面にすごく詳しく掲載されていました。
eiko
◆◆◆次回のご案内◆◆◆
次回2024年2月3日(土)の大阪QOLの会もzoomでのオンライン患者会を予定しています。
・患者会
・講演会
『がん治療と仕事を両立させるためのコツ Part2』椎野育恵先生
(淀川キリスト教病院 がん化学療法看護認定看護師)
・質問コーナー
(医師・看護師が対応します)
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
*******************************************************************
大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
申し込み開始は1月初め頃を予定しています。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
]]>脱毛や色素沈着(皮膚の黒ずみ)、リンパ浮腫から人工乳房の種類まで多岐にわたるお話でした。その中で、がん患者のためのアピアランスケア助成金制度について説明がありました。ウィッグや乳房補整具(補整下着、人工乳房)を購入した患者に対し、助成金がありますで、ぜひ、みなさんもお住まいの市町村ホームページで調べてみてくださいね。
患者会では、職場復帰への不安や社会から取り残される不安、再発への不安、これからどうなるのだろうと不確かなことへの不安など語ってくださいました。不安な気持ちを抑えるために、病気のことを調べても、知れば知るほど不安に陥ったり・・・と、いろいろな話がでました。患者同士だからこそ、語り合える内容だったと思います。そんな中でも、趣味や仕事など何かに集中して、病気のことを忘れる時間を持つことも大事だよね、と少し前向きな気持ちなりました。
同じ境遇の方と話し合える場があることの大切さを改めて感じました。
看護師 椎野育恵
◆◆次回のご案内◆◆
次回12月2日(土)は「ZOOMで医療者とのおしゃべり会」を予定しています。
医療世話人の先生方を囲んで少人数のグループトークを行います。
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく時間も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
・患者会(2時~)
少人数でのグループトークです。
日ごろ気になることをおしゃべりしてみませんか。
お話が苦手な方でも大丈夫です。
・医療者とのおしゃべり会(3時~)
グループトークの中に医療世話人の医師、看護師が加わります。
*******************************************************************
大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
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]]>
テーマ:さらなるQOL向上のために
・特別講演『患者目線の乳房再建術』
講 師:藤原 貴史 先生(森ノ宮病院 乳腺センター・形成外科)
特別講演の講師は、森之宮病院の乳腺センターで乳房再建に従事されている
藤原貴史先生、テーマは「患者目線の乳房再建術」です。
乳がんと診断されたら、がんの治療と同時に乳房再建についての
問題も発生します。しかも考える時間の猶予もあまりない中、
決めなければならないことが多く、不安で、迷い、悩むことに……。
実は、藤原先生ご自身もがんに罹患し、同様の気持ちを強く実感さ
れたそうです。そんな先生からのお話はまさしく「患者目線」で、
自分らしい乳房再建に向けて、意思決定をサポートする内容は大変
勉強になり、又、講演が進むにつれて、患者さん同士の気持ちに寄
り添ったアドバイスのようにも聞こえてきました。
再建する、しない?自分に合った術式の選択と手術のタイミングは?/
施設(病院)を選ぶポイント/術前に確認しておきたいこと/など
具体的な説明の中で、特に関心を持ったのは、
「乳がん治療と異なり、乳房再建は施設によって実施している術式
にばらつきがあるということ」
「術式が決まっていない時のエキスパンダーの使用例」
「術前説明の際、患者さんが満足されなかったり、合併症を生じた
例の写真も見せてもらうなど、希望の術式の短所にも目を向け、
リスクを受け入れられるかの検討も大事」ということです。
そして、再建はなかなか大変なもので、困難を乗り越えるための
熱意と強い意志が必要なようです。
私の場合は10年前、悩んで部分切除術、その後、脂肪注入での
部分補正を検討するも、リスクに関する情報を耳にし、躊躇して
いるうちにやる気が下火に。
今なら一からどうするかな…などと考えながらお話に聞き入っていました。
ご紹介のサイト「乳房再建ナビ」「意思決定ガイド」も役立ちそうです。
「意思決定ガイド」から乳房再建の冊子はまだ出ていませんが、
冊子『乳がん手術方法』(webで閲覧できます)を代用して説明し
てくださいました。
講演後の質問時間も含めて、とても有意義な機会だったと思います。
患者世話人 Uenaka
・教育講演『知っトク! 乳がんと食事』
講 師:尼子 恵理子 先生(兵庫県立ひょうごこころの医療センター 栄養管理部)
今回の講演会では、管理栄養士の尼子恵理子先生から、
乳がんと食事についての役に立つ情報を得ることができました。
「控えたほうがいいもの」や「積極的に摂りたいもの」などをクイズ形式で教わったのですが、
改めて重要なポイントが確認できました。
「太りすぎないこと」→適切に体重管理を行うことが特に重要です。
「長期にわたるホルモン療法は骨粗しょう症につながる可能性があること」
→カルシウム食品を摂取し、骨の健康をサポートすることは大切ですが、
リン、食塩、カフェイン、アルコールの過度な摂取は控える方が良いことも強調されました。
その後、講演中に紹介された「患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版」を改めて閲覧し、
「生活習慣と乳がん再発リスクとの関連」についての情報にアクセスしてみました。
肥満とアルコール摂取は再発リスクと関連しており、
食事と生活習慣を見直すことが再発や予防に役立つことが明確に示されていました。
このような情報は、注意しすぎるとストレスが溜まりがちになりますが、
定期的に振り返り、毎日の食事や運動習慣を見直すことは大切だと感じました。
36階の会場から眺める景色はほんとうに素晴らしく
乳がんと食事の関連性や日ごろの生活習慣について考えるよい機会になりました。
患者世話人 植田
]]>『臨床応用医療人類学外来』について
済生会中津病院 乳腺外科部長 吉村慶子 先生から講演いただきました。
「医療とは何かを理解し、それをよりよく活用するため」
開始された外来とのことでした。
現在の医学では、体は徐々に変化しているが
ある日「乳がん」と診断された途端、
昨日の自分と違うような錯覚に陥ってしまう。。。
「乳がんになって、なにを想うのか」をテーマに
これまでの人生や生活を振り返り、
あれこれ悩んだ末「なるようになる」と吹っ切ることができた。等
乳がん経験について人生の経験値がUPしたという話がありました
人間が生きることをより深く理解して
QOLにある「人生に幸福を見出して」充実した人生を送るために
考えを整理するとても良い機会になると思います。
秋からメルマガを始める予定とのこと
camac.since2020@gmail.com宛に名前と
メルマガ開始の連絡をいただけるとのことです。
質疑応答では、主治医とのコミュニケーションの悩みや
抗がん剤治療の副作用のひとつである「しびれ」の改善や
生活の工夫、
広くお話しいただきました。
次回「なにわ乳がんを考える会」
患者世話人 Abe
◆◆今後のご案内◆◆
● 2023年8月26日(土)
『第17回なにわ乳がんを考える会』
テーマ:さらなるQOL向上のために
・特別講演『患者目線の乳房再建術』
講 師:藤原 貴史 先生(森ノ宮病院 乳腺センター・形成外科)
・教育講演『知っトク! 乳がんと食事』
講 師:尼子 恵理子 先生(兵庫県立ひょうごこころの医療センター 栄養管理部)
場 所:梅田スカイビルタワーウエスト36階
※なにわ乳がんを考える会は,済生会中津病院を中心として患者会・講演会を開いている「大阪QOLの会」の年に一度の特別版です。大阪QOLの会参加者はもちろん,他の病院や患者会に属しておられる方でも大歓迎です。事前の予約は不要ですのでお気軽に参加ください。
● 2023年10月7日(土)(第1土曜日)
第124回 大阪QOLの会
・患者会
・講演会『乳がんの治療によっておこる外見の変化への工夫』
辻 サオリ先生(兵庫県立尼崎総合医療センター 乳がん看護認定看護師)
・質問コーナー
(医師・看護師が対応します)
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大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
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「乳がん診療ガイドラインの変更点」というテーマでした。
4年ぶりにガイドラインが全面改訂されたそうです。
ガイドラインは、治療編として総説、薬物療法、外科療法、放射線療法に、
疫学・診断編として疫学・予防、検診・画像診断、病理診断に分けられ、
科学的根拠に準じて、下記に分類されています。
BQ:標準治療として確立したもの
CQ:判断に迷うテーマに対し、推奨の強さ
FRQ:将来への課題
個々の治療の推奨の強さは、表現が変更されました。
旧A→今回1:行うことを強く推奨する
旧B→今回2:行うことを弱く推奨する
旧C→今回3:行わないことを弱く推奨する
旧D→今回4:行わないことを強く推奨する
今回、報告をまとめるにあたり、ガイドラインをインターネットで開きました。
疫学・予防の項目においては、例えば・・・・・喫煙・乳製品・コーヒー・
アルコール・運動・肥満・大豆などについてリスク増加のエビデンス(科学的根拠)が
記載されていました。
肥満はダメとわかってはいたけど、こんなにはっきり記載されると観念するしかありません。
ガイドラインの変更は、医療者用のみではありません。
「患者のための乳がん診療ガイドライン 2023年版 第7版」
金原出版 2460円
患者さんからの65の質問Qに対し、回答Aで構成されているそうです。
今から治療を受ける方、現在治療中で自分の治療に疑問を感じている方、
どのような生活習慣を送るべきか悩んでいる方、一度お読みいただいたらいかがでしょうか。
eiko
次回2023年6月3日(土)(第1土曜日)の大阪QOLの会もzoomでのオンライン患者会を予定しています。
・患者会
・講演会
『お話外来(臨床応用医療人類学外来)』吉村 慶子先生
(済生会中津病院 乳腺外科部長)
・質問コーナー
(医師・看護師が対応します)
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
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大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
申し込み開始は5月初め頃を予定しています。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
]]>
zoom開催での患者会では「乳がん患者会」
今回の遺伝子にかかわる話題に留まらず、ホルモン療法や再建、
乳がんに対する考え方などについても語り合える場となりました。
ミニ講演会では「変わりゆく遺伝性乳がん診療」の講演を
淀川キリスト教病院 乳腺外科部長 河合 由紀先生にいただきました。
遺伝子変異(バリアント)、遺伝子多型という用語を使い、
遺伝子異常という言葉は使わない。
日本人の乳がんになる9人に1人であり、
遺伝性乳がん・卵巣がん(HBOC)の中でもBRCA1/
女性の場合は18歳から乳がん、
共通して膵がんや皮膚のメラノーマについても意識することを推奨
現在は保険が使えるようになった検査費用は、
(概ね25万円の3割7-8万 血縁者検査の場合は5万円程度(自費))
遺伝子検査によって、PARP阻害剤(リムパーザ)
大きく変化しており、また条件をクリアすれば
予防切除についても保険が適用されるとのこと。
BRCAに変異があっても乳がんの予後は悪くないことや、
HBOC以外の遺伝性乳がんがあるとのこと。
また「診察室でよくきかれる質問」についても紹介があり、
乳がんの家族がいる「家族性乳がん」
乳がん家系か「遺伝性乳がん」は検査をしないとわからない。
HBOCと診断されても男女とも50%の確率で遺伝するので
男性の場合は前立腺がんの検査(PSA)
HBOC診断を受けてからの子供や親族の検査は
自費でも「血縁者検査」
条件が合えば今からでも遺伝子検査を受けられること。。。
私の母も乳がんで、私は41歳で初発、
次に何かあれば進んだ遺伝子検査を受けられるのかと思いました。
終わりに遺伝性乳がん卵巣がん症候群の参考には
JOHBOC(https://johboc.jp) などがあり、
HBOCと診断されても自分にどのような選択肢があるかを知り、
遺伝カウンセリングで一人ひとりがじっくり相談することの
大切さも学びました。
質問コーナーではご参加の方から不安や疑問にお答えいただき、
とても学び多き時間を過ごすことができました。
患者世話人 Abe
次回2023年4月1日(土)(第1土曜日)の大阪QOLの会もzoomでのオンライン患者会を予定しています。
・患者会
・講演会
『乳がん診療ガイドラインの変更点』
脇田 和幸 先生(茶屋町ブレストクリニック 院長)
・質問コーナー
(医師・看護師が対応します)
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
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大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
申し込み開始は11月初め頃を予定しています。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
]]>
ようやく外出制限のない年末となりましたが、何となく外出控えも習慣化してしまい、まだまだ世の中、閉塞感があるように感じます。今回の患者会では以前、リアルの患者会(対面での)に参加されていた方、治療を始めたばかりの方、現在治療を継続中の方、さまざまでした。患者さん方それぞれではありますが、手術、抗がん剤治療など、自分が行う治療を時間が迫る中、決めていかなければならない状況はとても大変に思います。溢れるばかりの情報の中から、自分にとって必要な情報を取捨選択していくことは難しいだけでなく、偏った情報に行き着いてしまう可能性もあります。しかし、診察室で医師に不安なことなど、話すことをためらったり、待っている他の患者さんことを考えると質問もしにくいとの声もありました。 そんなもやもやを「医療者とのおしゃべり会」で解決や気持ちの整理につながればいいなと思いながら、お話を聞かせていただいていました。そして自分の不安や悩みの解決だけではなく、思いやりの中で他の患者さん方の力になっていく皆さんの姿にとても心温まりました。
コロナ禍であっても出会いや、つながり、安心して話せる場所、環境はとても大切に感じました。世話人の一人として微力ながらお手伝いができるとことに感謝しつつ、来年こそはリアルの会で皆さまにお会いできたらと願うばかりです。来年も皆さまにとってたくさんの幸せが訪れますように。
医療世話人 藤本
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次回2023年2月4日(土)(第1土曜日)の大阪QOLの会もzoomでのオンライン患者会を予定しています。
・患者会
・講演会
『変わりゆく遺伝性乳がん診療』
河合 由紀 先生(淀川キリスト教病院 乳腺外科部長)
・質問コーナー
(医師・看護師が対応します)
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
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大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
申し込み開始は11月初め頃を予定しています。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
]]>
『タモキシフェン内服時に、いつまで子宮体癌を気にしなければならないか』
というご質問を12月10日の「医療者とのおしゃべり会」で参加者の方からいただきましたが、
回答が保留になっておりました。
高尾先生が検証の上、あらためて回答してくださいましたので、以下の通り掲載いたします。
________________________________________
タモキシフェン内服と子宮体癌(子宮内膜癌)の関係
タモキシフェン内服 5年と10年内服による子宮体癌の10年発生率は、1.5% vs 3.2%
タモキシフェン内服 10年内服による15年間の子宮体癌の発生率は、5年内服の
二倍で、ほとんどが閉経後女性。死亡率の差は0.4%
EBCTCG Lancet 2015:386:1341-52
ちなみに、
アロマターゼ阻害剤内服5年での子宮体癌発生率は、5年で0.2%,10年で0.4%
<55歳 0.3%, 0.3%
55-69歳 0.5%, 1.2%
≧70歳 0.8%, 1.8%
タモキシフェン5年、10年内服時に、いつまで子宮体癌を気にしなけばならないか、について述べた論文は見当たらなかったですが、少なくとも、55歳未満の人は、出血等の症状がなければ子宮体癌を気にする必要はなく、55歳以上の人でも、症状がなければ積極的に子宮体癌の検査を受ける必要は無いことが報告されていました。
閉経後の方は、術後ホルモン療法として、ほとんどがアロマターゼ阻害剤を内服されていると思いますので子宮体癌に関しては問題ないですが、何らかの理由でタモキシフェンを10年内服される方は、15年間は気をつける必要があると思います。
(文責 甲南医療センター 乳腺外科 高尾 信太郎 )
(参考)
乳腺癌診療ガイドライン2022
BQ2 タモキシフェンは子宮内膜癌(子宮体癌)発症のリスクを増加させるか?
ステートメント
CQ4 浸潤性乳癌に対して,術後5年間の内分泌療法後に内分泌療法の追加投与は勧められるか?
推奨の強さ:1〜2(合意に至らず),エビデンスの強さ:中,
合意率:強い推奨43%(20/47),弱い推奨57%(27/47)
推奨の強さ:2,エビデンスの強さ:強,合意率:98%(46/47)
]]>今回は30代〜60代まで幅広い年代の9名の方が参加してくださり、
9人のうち7人が初参加でした。
ミニ講演会では、
大阪QOLの会の医療世話人の椎野育恵先生が
「がん治療と仕事を両立するためのコツ」
というテーマで講演をしてくださいました。
乳がんの診断を受けても治療をしながらでも仕事を続けていらっしゃる方がたくさんおられ、でもその中でも一度は休職や退職をした方が6割弱いらっしゃるとのデータをみて、がんの宣告や治療をめぐる精神的身体的ダメージの上に社会的な問題にも対処していかないといけない働く世代の大変さを実感しました。
ご講演の中では、まさに治療と仕事を両立するためのコツをQ&Aの形式で具体例を交えお話してくださいました。
例えば、
治療をしながら仕事を続けられるのかどうか、
病気のことを誰にどのように伝えたらいいのか、
家計をささえるための制度のこと、
復職するためにどのように準備をしていけばよいのか、
周りの人からの気遣いに対してどう行動するとよいのか、
長期にわたり治療が続いているのに見た目の変化がなく理解されにくいことに対してどのように考え行動する方法があるのか、
等々、大変為になるお話でした。
仕事をしながら病気と闘っておられる自分以外の方々の生活を想像でき、また、いろいろな不安に対する対処の仕方や気持ちの持ち方を示してくださった今回のご講演は、
私だけじゃないんだ、私もがんばれるかも、と思えたり、
選択肢が広がると思えたりする内容でした。
長期間にわたる闘病に加え日々懸命に生活されている働く世代の方々へのエールになったに違いありません。
仕事だけでなく、人生はどの時点においてもいろいろな問題があると思います。どのようなことでも対応方法を事前に知っておくということが不安の軽減や前向きでいれることにつながるのかもと、そう思えるとても素晴らしいご講演でした。
患者世話人 Ishii
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次回2022年12月10日(土)(第2土曜日)の大阪QOLの会もzoomでのオンライン患者会を予定しています。
「患者会」と「医療者とのおしゃべり会」をセットで行います。
医療者とのおしゃべり会では各グループに医療世話人の乳腺外科の先生や看護師が入ります。
いろいろな質問ができるとても良い機会だとおもうので是非ご参加ください。
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
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大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
申し込み開始は11月初め頃を予定しています。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
]]>ありがとうございます。
コロナ禍だからといって悩みがないわけではないはず!!と、手探りで始めたZOOM患者会。
毎回反省会を繰り返し、今回で10回目となりました。
皆様が参加動機や質問内容を申し込み時に御記入いただいたおかげで、グループ編成もスムーズにできました。
質問内容も、匿名で全例紹介させていただけました。
初めて参加の皆様も、複数回参加いただいた方もご満足いただけましたでしょうか?
次回は「がん治療と仕事を両立するためのコツ」椎野がん化学療法認定看護師さんの講演あります。
お楽しみに。
コロナ禍で対面患者会ができず、高齢の方のお役に立てないもどかしさと、例年にない猛暑なので、クーラーの効いた部屋から参加できるオンライン患者会に複雑な気持ちです。
まだまだ暑い日が続きます。それにも増してコロナの爆発的な感染力という脅威もあります。
皆様、お元気で2か月後にお目にかかれますよう御自愛ください。
患者世話人 eiko
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次回2022年10月1日(土)の大阪QOLの会もzoomでのオンライン患者会を予定しています。
患者会と講演会をセットで行い、
医療者や看護師が対応する質問コーナーもあります。
講演会 テーマ
『がん治療と仕事を両立するためのコツ』
椎野 育恵 先生
(淀川キリスト教病院 がん化学療法認定看護師)
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
*******************************************************************
大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
申し込み開始は9月初め頃を予定しています。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
]]>
zoomの使用経験があっても患者会ってどんなの?
と思われている方もいらっしゃるのかと思いますが、
zoom開催で遠方からのご参加の方もあり、
生活や食事についてまで活発にお話しすることができました。
ミニ講演会では「内分泌療法(ホルモン療法)」の講演を
甲南医療センター 副部長 ?尾 信太郎先生にいただきました。
I剤5年or10年での比較の結果や、転移再発乳がんのホルモン療法では
7-10ヶ月でホルモン剤への抵抗性が現れることがわかってきたこと、
また、ホルモン抵抗性の転移再発乳がんでも、
がんが増殖する色んな分子がかかわっていることから
分子標的療法が明らかになり、m-TOR阻害剤やCDK4/6阻害剤など
画期的な薬剤が承認されたことが図解で分かりやすく説明され、
使用する薬剤の様々な組み合わせにより、
治療の選択が可能になり、条件が合致することにより保険も適用され
より進んだ治療について知ることができました。
質疑応答では服用してる薬剤についてだけでなく、
zoomならではの患者会申込時に質問できる機会も設け
先生方に答えていただくこともできました。
zoomでの開催にも慣れてきましたが、以前と同じように対面もしたいですし、
一方、zoomなどネット通信の苦手な方にも、気軽にご参加いただける会になればと期待しています。
患者世話人Abe
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次回2022年8月6日(土)の患者会も、オンラインでの開催を予定しています。
患者会と医療者や看護師が対応する質問コーナーを予定しています(講演会はありません)。
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
*******************************************************************
大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
公式LINEでは患者会のご案内や申し込み時期のお知らせなども行っています。
]]>
本日もオンライン患者会と質問コーナーを開催しました♪
オンラインにも少しは慣れてきたかな・・・と思っていましたが、まだまだ使いこなせておらず、他の世話人の方に教わりながら参加しています。(いつも、ありがとうございます)
私は、パソコンを使用しているのですが、スマートフォンで参加されている方もおられ、いつでも、どこからでも気軽にできるのは、オンライン患者会のメリットですね。
患者会では、ざっくばらんに、いろんなお話をしました。ホルモン療法の副作用である関節痛をどのように対処しているのか、化学療法後からどのくらいの期間で体調が回復するのか、検査前は、再発が心配で何も手が付かない、などなど。気がかりは、みなさんそれぞれ違いますが、どれも経験している内容であるため、共感したり、納得したり、質問しあったりとあっという間の1時間でした。
その後も、いつものように医師2名も加わり、質問コーナーとなりました。患者会で出た疑問を投げかけたりして、不安なことも軽減できそうです。
次回こそは・・・皆さんと直接お会いできることを楽しみにしています。
医療世話人 看護師 椎野育恵
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次回2022年6月4日(土)の大阪QOLの会は、患者会と講演会をセットで行います。
医療者や看護師が対応する質問コーナーも予定しています。
会場(済生会中津病院)もしくはオンラインでの開催を予定しています。
(決まり次第、大阪QOLの会のホームページ(qol-net.com)でお知らせします。
講演会 テーマ
『乳がんホルモン療法の来し方行く末について語りましょう!』
高尾 信太郎 先生
(甲南医療センター 乳腺外科 副院長)
*******************************************************************
大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
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まだまだ寒い日が続きますね。ちょっと外出するのが億劫だったり、体調に不安を感じている方には、自宅からオンラインで患者会に参加できるのもいいなぁ、なんて思いました。(ズボラな私にぴったりです(^^♪) 画面越しではありますが、トイレで途中退席してもいいし、水分補給なども自分のペースで参加できるので、「オンラインってどんな感じ?」「2時間も画面を見ていられないかも」と思っている方も、お気軽に参加してくださいね。
今日は、患者会と質問コーナーの2本立てでした。
患者会は、参加者さん5名と経験豊富な患者世話人5名、医療者世話人(看護師)2名の大人数で始まりました。参加者さんの日々の困りごとや気がかりを話してくださり、「私もそうだったよ。」「この症状はこんな風に工夫したよ」と、実体験された患者さん同士での語らいに、参加された方々が安堵されている表情が印象的でした。看護師の言葉よりも、重みがあって、私も参考になりました。看護師って、ついつい「先生(医師)に聞いてみてはいかがですか?」と言いがちですが、そういう返事を待っているのではないんだろうな、と。もちろん、何を聞いていいかわからないこともあるので、気がかりを一緒に整理して主治医への質問の方法を一緒に考えることは看護師の役割ですが、ここの参加者さんは、「悩んでいるのは私ひとりじゃないんだ」という、安心感を得られることが大きいのだと思いました。
患者会の後は、医師2名も加わって質問コーナーが始まりました。参加者の方が、主治医の説明で疑問に感じていることを質問していました。どれだけ、平易な言葉を使っていても、専門的な病気のことや治療のことを理解するのって難しいのだと改めて感じました。治療について正しく理解し、誤解がとけたことで、「主治医の先生はちゃんと診てくれている」という安心感につながったことが良かったと思います。
これからも、ひとりで悩んで悶々としている方が、少しでも安心して治療ができるように、微力ながら協力させていただきます。
医療世話人 看護師 椎野育恵
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次回2022年4月2日(土)の患者会も、オンラインでの開催を予定しています。
患者会と医療者や看護師が対応する質問コーナーを予定しています(講演会はありません)。
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
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大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
]]>新型コロナに翻弄され続けた2021年が終わり、
いよいよ2022年がスタートしました。
今年こそ心穏やかな日々が戻ることを切に願っております。
昨年、最後のオンライン患者会を12月4日に開催しました。
今回は、「医療者とのおしゃべり会」。
年に1回、医療世話人の先生方や看護師の方々にグループトークに加わって頂き、
参加者の皆さんと和やかにおしゃべりをしながら、
症状や治療など気になることを聞いていただける毎回好評の集いです。
今年も12名の方々にご参加いただくことができました。
大阪QOLの会では、1年を通して
偶数月の第1土曜日(※8月は「なにわ乳がん」)に、
患者世話人が中心となって行なうグループトークを始め、
医療世話人の医師や看護師の方々にお話し頂くミニ講演会、
そして12月には、
今回のような「医療者とのおしゃべり会」を開催していますので
ぜひご参加いただければと思います。
いまはZOOMによるオンラインですが
新型コロナの感染拡大が落ち着きましたら、
以前のような済生会中津病院の講堂にて患者会を開催したいと思います。
世話人一同、皆様とお会いできる日を楽しみにしております。
患者世話人 Oda
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次回2022年2月5日(土)の患者会も、オンラインでの開催を予定しています。
患者会と医療者や看護師が対応する質問コーナーを予定しています(講演会はありません)。
ZOOMに不安がある方には、
開始前に操作の説明をさせていただく部屋も設けています。
ご自宅からリラックスした気分で一度参加してみてください。
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大阪QOLの会は会員制度などを取っていません。
どちらの病院で治療を受けておられる乳がん患者さんでも
初めての患者さんでも参加大歓迎です♪
ZOOMで開催している期間の患者会は事前予約が必要です。
詳細はホームページ大阪QOLの会 (qol-net.com)をご覧ください。
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